超大国「中国」のリアルを現地人に聞いてきた!びっくり情報をご紹介【お金事情編】

超大国「中国」のリアルを現地人に聞いてきた!びっくり情報をご紹介【お金事情編】

先日、人生初の中国上陸と海外出張を果たしてきた みかん(@tangerine_buddy)です。海外出張って憧れていましたが、ただただ疲れるだけですね…。特に上役が同行する場合は気疲れ半端無いです。デキるビジネスマンはタフでないと務まらないのでしょう。わたしにはムリ。仕事の合間などに撮った写真などを紹介したいのですが、まずはわたしが中国で「気づいたこと」「気になったこと」「聞いたこと」「見たこと」をスマホのメモ機能に逐次残しておいたので、忘れないようにブログでご紹介したいと思います。これが超大国のリアルだ!(お金編)

日本人の誰もが気になる「中国のお金事情」

経済発展が著しい中国。GDPも日本を追い抜いて世界第二位。核兵器を所有し(最近、正規空母導入ばかりが目にいくけど核が最強に変わりなし)、名実ともに世界の超大国です。共産党一党支配でも庶民の生活が向上すれば多少の横暴は見て見ぬふりをしているのが実情のようです。わたしも、赤の他人への人権侵害を声高に叫んで当局に拘束されるなら、自分に関係ないことには口を出さずに目の前の家族と衣食住足りた生活を選びますから、ね。

まずは誰もが気になる超大国の懐事情。お金の情報です。

・定期預金が年利3%以上
・100万元は1年後に80万元になる感覚
・銀行店舗備え付けATMが24時間使用可能

・何もかもがスマホ決済(即時口座引落かプリペイド)
・紙幣支払いだと偽札前提で店員が目視確認
・年収1億円が1億人いる
・老後の住居購入用積み立てシステムあり

金融機関の人間としてびっくりしたのは定期預金の金利です。店舗型の一般的な銀行の定期預金が年利3.2%でした。すげー。100万円を1年間預けたら103万2千円になるんですよ?!不労所得3万2千円です。日本の高度経済成長期やバブル期を知らないわたしにはおどろきですよ。もちろん想定はしていましたが実際に電光掲示板で見る利率にびっくり。何の変哲もないフツーの中小銀行の店舗なのに。

同行していた現地の人に「えー!定期預金が3%以上っすか?!すごい!日本なんか0.001%とかですよー」って驚きを伝えたら『そうですか?いやー、100万元あっても預けませんねぇ。だって1年後には80万元くらいの価値になっちゃうから』との返答が。マジか…。

インフレ基調で資産運用は当たり前

この現地の人の情報には2つポイントがあります。

・中国は約3%インフレ状態(物価が上昇基調)
・資産運用前提でお金を考えている

現金を1年塩漬けして年利3%でも損だという考え方なのでインフレ基調(物価上昇)なのでしょう。実際、中国政府はインフレ目標を3%に設定しています。つまり、1年後に同じ100万元でも、物価が3%以上上昇するので、3%以上の資産価値が目減りするという思考ですね。定期預金もインフレ目標に合わせた利率なので、実態はそこまで高金利ではないとも言えます。ちなみに、急激な物価上昇を防ぐためにインフレ目標3%でもかなり抑制しているとのこと。経済成長している国はすげーなーって思いました。元建てで預金しようかな。(邦銀で元建ての外貨預金があるかはまったく調べてないですが)

そして、お金は運用して増やすものだというしっかりとしたリテラシーを感じます。現金を預金として塩漬けするのはデメリットなんですね。せっかくの流動性が高い現金は運用して利潤を得ようというマインドです。さすが華僑の国。経済の基本です。たしかに中国人はマンションも転売目的で買う人が多いですし。

まぁ、100万元が1年後に80万元というコトバは誇張されているとは思いますが、何も考えずに預けるという思考は中国人には少ないようです。もともとは社会主義だったのにドラスティックな変化ですね。そうそう、銀行の店舗ATMは24時間使用可能でした。小型の機器だったので厳密にいえば出金専用のCD(キャッシュディスペンサー)かもしれませんが。コンビニATMはありませんし、通帳もないんじゃないかなぁ。

日本人のタンス預金なんて、中国人からしてみれば愚の骨頂って思われてるんでしょうな。1銭たりとも増えないし、災害や空き巣による喪失リスクしかないですから。

現金より電子マネー。スマホで決済が当たり前

これはもうずいぶんと言われているので多くの日本人も認識していると思います。現金なんて使わないんですよ。ほとんどがQRコードとスマホでの決済です。ちなみに、話を聞いてみると小口決済はスマホ決済で大口決済はクレジットカードという使い分けをしているようです。スマホ決済は、日本で言う電子マネーに近いのですが、日本みたいにカード発行が不要なのでスマホを使います。

このスマホ決済はWeChatのようなアプリに事前に入金しておいたり、日本のデビットのように銀行口座から即時引き落としするようです。後者の使い方も一般的なのでキャッシュレス社会なのに銀行が多いわけが分かりました。もちろん経済成長中なので資金の融資なども多いのでしょう。

 

現金(特に高額紙幣)は偽札だと思われる確率高し

現金を使わないのでコンビニのレジには小銭や小額紙幣は限りなく少ないです。現金が使えない小規模店舗も多いとのこと。現金はコストがかかるしリスクもあるのでキャッシュレス化は正しい流れですね。ちなみに現金の偽造が多いので店員さんに現金を渡すと目視チェックされます。国際空港のお土産ショップで買い物したとき、余った元紙幣を渡したら店員さんが透かしをチェックしていました。そんなに怪しかったかな、わたし。ビジネスマン風だったはずななのになぁ。

偽札をつかまされて難儀するのは店舗側なので、手間のかかる現金より安心のスマホ決済なんでしょうね。日本の個人店舗もカード決済、電子マネー決済、スマホ決済を導入するといいのに。数パーセントの手数料を徴収されるのは嫌でしょうが、今はスマホやタブレットに外付けする読み取り機器もありますしご検討の余地はあるかと。

ちょっと前に日本でニュースが流れた中国の無人店舗(無人コンビニ)ですが、すでに廃れて何件も潰れてました。有人店舗でもどのみちスマホ決済なので無人にするメリットが少なかったのでしょうね。有人コンビニのほうが品数が豊富ですし、品出しやらは結局人間がやるし。中国の引き際の速さは見習いたい限りです。

金持ちがすごい多いけど庶民もすごい多い(はず)

中国は年収1億円の人が1億人いるらしいですからすごいですよね。お金持ちが多い国です。クルマはベンツやアウディなどの外車が多いです。関税が上乗せされるので日本で考える金額より高価なのに高速道路をバンバン走っています。日本車は少なかったなぁ。あとファミリー向けのボックスカーって言うんですか?ワゴンタイプの大きいクルマ。それは少なかった。ちなみに庶民はバイクや電動スクーター(これ、電動なので音もしないしバイク並みの速度なのにノーヘルOKだし、結構危ない)が多いようです。あとレンタル自転車やモノレール、地下鉄などで移動します。中国の都市部は日本の大都市並みに便利なんですね。庶民も安心です。

わたしが義務教育を受けていたころの中国は人民服とダサい自転車の集団だったのに、いまやお金持ち国家です。社会主義制度を根本から覆しているのに驚きですよ。

 

ちなみに都市中心部でも果物を売る行商のおばちゃんとか結構いて安心しました。あ、庶民も生きてるな、と。昼から「かけ事」しているオッサンたちとかも生き残っていました。あと、郵便局が配達する乗り物はボロボロのオート三輪で、紙媒体でのコミュニケーションなんてほとんど無いんだろうなぁと感じましたね。頑張れ、我らが仲間の庶民たちよ。

中国の企業では、理系の大学院卒だと、新卒で年収1千万越えとか普通にあるので日本で働いてくれている中国の人たちを大切にしていきましょう。コンビニや居酒屋で中国のアルバイトさんに横柄な態度とってませんか?!わざわざ日本語を勉強して日本で働いてくれていることに感謝しかありませんよ。今後の日中関係の草の根交流の候補生たちですから。エリートや富裕層は衰退の一途をたどる日本市場なんかに興味ないし働きにも留学にも来ませんよ。来たとしても観光と爆買いだけでしょう。

同行してくれた現地の人に「日本で言う社会保険、健康保険や年金ってあるんですかー」って聞いてみたら、年金制度もあるし社会保険もいくつかあるようです。消費税は日本より高く(十数パーセント)、老後の住居確保のための積み立て制度があるようです。退職後に受け取るらしく、退職金みたいなものかな。中国の税制度や中国の社会保険制度はあんまり詳しく聞けなかったので勉強してみるとします。

 

このような感じでわたしが逐一メモした情報をご紹介しました。第一弾はお金編です。ちなみに、今回は中国にいくつかある「直轄都市」での見聞です。中央政府が力を入れている都市のようです。直轄市の都心部は東京都都心部と変わりません。むしろ東京以上です。東京が勝率で上回るのはトイレくらいかなぁ。トイレはオフィスビルの1か所を除いて総じて臭かった印象です(笑)いやー、それにしても過酷な行程でした。ヘトヘト。中国は過去のしがらみや尖閣問題や人権問題などありますが、隣国の超大国なので知っておいて損はないでしょう。現地の人は気さくで優しいですよ。では、第二弾、第三弾をお楽しみにー!