温泉街はノスタルジックな被写体の宝庫!日常を終えた構築物の姿を撮る【鬼怒川温泉編】

温泉街はノスタルジックな被写体の宝庫!日常を終えた構築物の姿を撮る【鬼怒川温泉編】

ノスタルジックな光景やレトロな構築物が大好きな みかん(@tangerine_buddy)です。若いころや子どもが産まれていないかったころは、八重山諸島の離島や海外によく旅に出ていたのですが、子どもが二人もいると近場の旅館やホテルでも十分楽しめるのですよね。そして、いわゆる関東近郊の温泉街は総じてノスタルジックな空気が満載です。高度経済成長やバブル景気が華やかしき時代にバンバン建てられた構築物が今では主のいないとても寂しい姿を晒しております。これは被写体としてとってもステキなんですよね。

衰退した温泉街はノスタルジックな被写体がいっぱい!

今では廃墟や遺構が被写体としての価値を認められて廃墟大好き写真クラスタの人が多いですが、わたしが一人で旅していた20年以上前、1990年代くらいまでは、まだまだメジャーではありませんでした。現在では産業遺産としても超有名な長崎県の軍艦島(端島)でさえ、漁船をチャーターして写真を撮りに行くしかなく完全なキワモノ扱いでしたね…。今回の旅はPENTAXの一眼レフは重いしかさばるのでFUJI X70で撮影しました。

ここんところ東京近県の温泉に行くことが多いのですが、温泉街は総じてノスタルジックなんですよ。田舎の鄙びた温泉街ではなく、去り行く昭和の遺構がチラホラ見受けられる温泉街です。かつて大量に観光客が集団で訪れていたころにバンバンと建てられたけれども、旅行が集団から個へになり、志向も多様化して集客できなくなったために生まれた遺構です。まぁ、仰々しい遺構というより、もう使われなくなった建物群ですよね。今回訪れた鬼怒川温泉もそのような被写体がチラホラあって楽しめました。

ここも廃業してしまったようです。駐車場の車は新しいので旅館業を廃業して他の生業で稼いでいるのでしょうか。ガラス窓などは割られていないので最低限のメンテナンスはしているようです。こーゆー旅館を買い取って温泉付きシェアハウスなんていかがでしょうか。旧来の生き方に満足できない意識高い系のワカモノにお勧めです。法律改正を促して一時的に営業するとかもありだと思いますよ。民泊みたいに。

これは、メルヘンチックな建物ですねー。喫茶店でしょうか。ポスターが貼ってあるので、こちらも完全に放棄されたというより廃業して最低限のメンテナンスはしているのでしょう。観光地でのカフェや喫茶店は集客がままならないので新しいオーナーが居ぬきしても厳しいでしょうなぁ。このようなニーズが限定されら物件(汎用性の高い物件のほうが売れる)は売れないので、二束三文で売却して、リフォーム前提の別荘なんていうのはありかもしれないですね。あ、でも、鬼怒川温泉って公衆浴場(外湯)がほとんどないイメージなので、それも厳しいか。喫茶店の建物じゃ温泉を引いてないでしょうし。(そもそも、鬼怒川温泉のホテルや旅館が純然たる温泉を使用しているのかナゾですが。湯量が少ないので、ほとんどが加水に加温だと思います)

ノスタルジックな被写体に人間の業を感じませんか?

わたしは、このような被写体に人間の業を感じるのですよ。最盛期に繁盛していたころもあるでしょう。そして衰退して廃業。構築物は打ち捨てられる。なんか諸行無常感があると思いませんか?!東京都区部なら、この国のお得意のスクラップアンドビルドですぐに後釜が入ってきますが地方の温泉街ではスクラップする必要もありませんからね。土地は有り余っているのでしょうし。

このクルマもレトロですね。クルマにはまったく興味が無いのでどんな車種とかは全く分かりませんが、いまだに現役のようです。ビビットなツートンカラーはポストモダン(死語)を感じます。(うそ。旧国鉄のカラーリングみたい)

ほんとはもっと散策してガラスの割れた打ち捨てられた旅館とかの構築物でも巡りたかったのですが、ママとムスメたちが許すわけもなく駅まで歩きがてらにパシャパシャと。

ザ・昭和なアパートは健在でした。わたしの住む東京下町エリアは、ほとんどがスクラップアンドビルドで失われてしまったアパートです。すぐにワンルームのこじゃれたアパートにしちゃうから、東京は。おんぼろだけど家賃激安っていうアパートも必要だと思うんですよね。誰もが中流階級という時代は終わったのだし。わたしも一人暮らしなら四畳半にトイレとシャワーで十分かな。週に数回、銭湯にいけば湯船で足伸ばせるし。

もちろん鉄道もノスタルジックが好き

前の記事で最新鋭の特急が快適!って言いましたが、ノスタルジックな鉄道も外せません。護送車のようなつまらん量産型通勤電車に毎日揺られているので、質実剛健で飾りのない車輛とかもステキな被写体です。

新しい山手線E235系ではデジタルサイネージで広告をバンバン流している箇所に行先表示です。こちらは年季の入った東武鉄道の古参兵。ボックスシートにテーブル付きの昭和車輛です。東武鉄道は分割併合をするために乗客が間違えなうように車内に行先表示を掲出しているのでしょう。もちろんクルクルまわる行先表示です。

話はそれますが、山手線の新型E235系は当初中吊り広告を廃止するという発表でしたが、結局大人の事情で中吊りは採用され、中吊り広告の文字情報ギチギチとデジタルサイネージのチカチカで、とってもノイジー。中途半端さが日本的だなと感じます。中吊り広告廃止すればスマートな車輛だったのに。あと、デジタルサイネージはほとんどは広告なので、有事の際の多言語文字情報には使い勝手が悪そうです。

一部でしたが、ノスタルジック&レトロな写真をご紹介いました。皆さまも、構築物が解体されたりしないうちにノスタルジック写真を楽しみましょう。古き良き昭和時代の遺構に癒されますよー。では、また。