わが社の人事制度が抜本的改革を実施するぞ。進歩的な改革のポイントをご紹介します!

わが社の人事制度が抜本的改革を実施するぞ。進歩的な改革のポイントをご紹介します!

大企業群のグループ企業で働いている みかん(@GuyTangerine)です。弊社が属するグループは、アルバイトやパートさんも含めれば、全世界で30万人とも50万人とも言われるくらい働いている人がいるのです。もちろん、いろいろな分野の会社があって、アジアを中心に海外法人も多数あります。そんな中の一つ、わたしの会社の人事制度が抜本的に改変が行われました。労働組合がよく妥結したなぁってくらいの大改革。その改変の中身の説明を受けると、会社の方針やグループ企業群の方針が見えてきました。

欧米で進んでいる「同一労働同一賃金」に近づく

やっと同一労働同一賃金へ向けて加速致しました。わたしは大賛成です。日本の会社は、契約社員と正社員が同じような仕事していても、正社員のほうが待遇が良いのが一般的です。飲食店や小さな店舗ではアルバイトさんが正社員と同じような仕事をしているのに、圧倒的に正社員の待遇のほうが良いのが当たり前です。

この正社員と非正規雇用の格差は所得格差や貧困層を増やすなどの社会問題化しております。当たり前のことですが、

「同じ仕事をするなら同じお給料」

「同じ成果を出したなら同じお給料」

という当たり前のことを当たり前に進めていくのです。正規雇用が既得権益化している現状は変えないといけません。

その手段として弊社は正社員の「賞与を減らす」という方法を取りました。サラリーマンの最大の旨味であるボーナスにメスを入れたのです。その分、月給を上げて年収を維持します。これは、良い施策です。業績などにより変動幅が大きい賞与には頼らず、単月の給与で生活をプランニングするほうが細く長く生きていけますね。非正規雇用には基本的には賞与が無いのが通常で、あっても一時手当金10万円とかですので、格差を是正する方法にはなります。

賞与は20%~25%くらいは減らされますね。わたしは賞与に頼った、クレジットカードのボーナス払いとか、住宅ローンのボーナス〇〇万返済などというバカげたことはしないので影響無しです。月給が上がるほうが嬉しいし安定。本当に月給が上がるかはナゾですが。調整給とかで移行措置で、数年で実質的に月給据え置きになるような気も…

働き方多様性への対応(ライフイベント・転勤)

今は多様性の時代です。いろいろな生き方、ライフイベントがあります。特に、出産と子育て、親族の介護、自身やご家族の病気やケガの看護など。少子高齢化と国や自治体、民間サービスにすべてを頼ることが出来ません。人それぞれ、仕事以外にも対応しないとならないことがあるのです。

そのために介護や看護の休暇や休職がフレキシブルになりました。手塩にかけて育成した人材を、ライフイベントで手放すことは会組織としては得策ではありません。

もうひとつ、定年退職は60歳のままでしたが、65歳までの嘱託契約社員(単年度契約)になっても59歳時点の月給が据え置かれるという制度には驚きました。もちろん、管理職クラスはそうはいかないでしょうが、管理職より下は維持されるのです。普通は年収ベースで半減以下とか当たり前なのに。びっくり。もう、管理職のポストの限られてますし、管理職にならずに定年を迎える社員が大多数なので、これはありがたい施策です。

まぁ、わたしが定年の頃に、この制度が残っているかは疑問ですが…

人材の流動性を上げるために給与制度統一(事業単位)

わたしの属する会社は大企業群です。グループ会社がゴマンとあります。

・リテール事業(GSM・SM・コンビニ等)
・デベロッパー事業(不動産等)
・ヘルス&ウェルネス事業(ドラッグストア・コスメ等)
・金融事業(銀行・クレジット・保険・ローン・債権回収等)
・専門小売事業(お酒・ドラッグストア・ペット等)
・サービス事業(冠婚葬祭・ファシリティ・代理店等)
・機能事業(情報システム・コンシューマ向け製造等)
・海外事業(上記の海外展開法人)

全世界ではパートやアルバイトを含めると30万人とか50万人とかいるようです。いろいろな会社でも、伸びしろのある事業や衰退局面の事業などありますよね。エリアやロケーションによっても、その傾向は変わってきます。海外も含めればなおさらです。なので、人材は、適材適所に力を入れる事業や会社に割り振るのが得策です。数年経てば、また環境は変わり、人材の再配置が必要です。

そのために給与体系を基本的には一元化・統一化するようです。待遇面や制度面で変更が無ければ、人材の流動性は上がります。これも良い施策だと思います。もちろん事業単位でなりますが。わたしはシステム畑ですが、移動体通信や金融、鉄道事業者、広告代理店を見てきましたし、人事や総務なども経験しています。ある程度汎用的なスキルはあるのでどこに飛ばされても生き延びていきますよ(笑)

グローバルシフト。特に主戦場はアジアへ

完全に日本市場だけではなく、海外に日本以上の市場を求めて、そこで勝つ気満々のようです。

それが人事制度に明確に反映されていました。

・単身赴任制度の拡充
・転居や一時帰宅手当の拡充
・持ち家から賃貸へのシフト

いわゆる総合職は全世界、どこでも異動がありえますが、人事制度面でもそれが明確に打ち出されてます。単身赴任への手当てや残した家族の手当てが拡充され、転居の期間がフレキシブルになり手当ても拡充されました。一時帰宅への手当ても拡充。そして、海外への異動を見越して「持ち家から賃貸住まい」へのシフトです。一律で支給されていた住宅手当のような手当てではなく、賃貸を基本とした家賃補助の拡充になるようです。持ち家買うと社員の流動性が損なわれますからね。

ライフイベントの不確定要素や住宅ローンのデメリットの多さ、マンションや戸建ての資産価値の低さから、わたしは賃貸派なのでこれは嬉しいです。まぁ、どこまで家賃補助が適用されるのか怪しいですが、、、理にかなっています。

主戦場はアジア圏なので、マジで飛ばされそうだな…

転勤が限定されたり転勤無しの社員制度を拡充

とは言いつつ、子育てや介護、看護で転勤なんか出来ない社員も多いのが現実です。ですので、転勤エリアを限定したり、転居を伴わない異動しかない社員制度を複数設置するとのこと。もちろん、海外含めて転勤ありの総合職よりもお給料は下がるのですが、お金には代えられない安定や安心もありますよね。そのような社員でも管理職ポストが用意されるらしいので、結構、しっかりしているな、という感想です。

わたしは、日本の僻地より、アジアの都市部のほうが断然いいかな。便利だし。

 

うちの会社の所属する巨大グループは、比較的にリベラルな思考が根底にあるので、個人的にはそこそこ好意的に受け取っています。今まで見てきた人事制度変更は、単に賃金を減らす、抑えるだけの改変しか体験したことがなかったので。ただ、組合が弱すぎるなぁ。毎月高い組合費を差っ引かれんだから、会社側なんかより先に提案したりしなさいよ。情けない…

年明けから数か月は体調不安定で病欠の日も多かったのですが(欠勤で10万円以上差っ引かれた月もあった…)、評価は5段階中の真ん中になりそうで、案外良い会社なのかな。前職は真ん中評価でも月給1,500円しか昇給(賃金制度を改悪し過ぎて人事マネージャが10年で1万5千円って…悩んでた。今の日本のカイシャはこんなもん)ってしなかったけど、今の会社は真ん中評価でも最低4,000円(昇格含めて平均すると8,500円くらい)くらいは昇給するらしいので、嬉しいわー

では。





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