Nikon35Ti 高級コンパクトカメラはニッコールレンズ(f2.8/35mm)搭載で柔らか描写。クルクル針が美しい!

寒くて外に出たくない みかん(@tangerine_buddy)です。

2013年は高級コンデジというカテゴリが確立されたようです。
明るいレンズや趣味性の高い操作系や大きなセンサーなど。

もちろん、フィルムにも高級コンパクトというカテゴリが存在しました。
あのNikonが世に出した唯一無二の高級コンパクトカメラをご紹介!


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Nikon唯一の高級コンパクトフィルムカメラ

デジカメ界では高級コンパクトが隆盛しているようです。
オートで何でも撮れる、画素数が多い、というだけでなく、

・開放f値の明るい単焦点レンズ搭載
・単焦点レンズ搭載
・大きなセンサーサイズ搭載
・趣味性の高い操作系

こんな特徴を持った高級コンデジが各社から発表されてますよね。

もちろん、フィルム時代にもそのような流れはあって、あのNikonも作っていたのです。
今でこそ各社はブランド名を冠したレンズをコンデジにも使ってますが、かつてのフィルムではコンパクトカメラにそのようなレンズを搭載するのは稀でした。

このNikon 35Tiは唯一のNIKKOR(ニッコール)レンズ搭載コンパクトと言ってよいカメラです。
簡単なスペックは以下の通り。

・f2.8/35mmの4群6枚のレンズ
・絞り優先露出制御
・露出補正1/3刻みでプラスマイナス2

1993年くらいに発売で定価125,000円。
ボクは2005年ころに中古で購入。

Nikon35Ti外観
PENTAX K-7(DA35mmF2.8 Macro Limited)

カクカクなデザインが、洒落っ気のない無頓着なNikonらしいですよね。
デジカメの操作系(←液晶画面上の)も古臭いんだよなぁ、Nikon。

当時流行りだったらしいチタン外装は意外と剥げやすいです。

ちょっとレトロな感じを醸し出してますよね。

Nikon35Ti天板
PENTAX K-7(DA35mmF2.8 Macro Limited)

このカメラに一目ぼれをしたのは、このクルクル針!
なんと、精工舎との協力で作ったものです。オールジャパンとはこのこと。

クルクル針が唯一無二の特徴です!

このクルクル針、何を表示してるかというと、

・絞りf値
・露出補正
・フィルムの残コマ数
・ピントが合ったキョリ

当時のフィルムカメラってファインダーを覗いてシャッターを押すんですよ。
背面の液晶画面なんて無いから。
ようは、このクルクル針って、ファインダー覗いて今まさに写真撮るぞって時は見られないんですよ。
特に、ピントが合った距離を計る目盛りなんて、なんの意味があるんじゃ、と。

すごい設計だと思いませんか?!
そもそも針でなくてもって思いませんか?!

そんな奇抜なコンセプトに惚れました。

Nikon35Ti
PENTAX K-7(DA35mmF2.8 Macro Limited)

仕事のカバンに忍ばせて、会社帰りに撮ったりしました。
ISO1600のフィルムを入れておくと、とても上手に写してくれるのです。

NIKKOR(ニッコール)はカリッとした描写で有名らしいのですが、こいつは柔らか。
どうもボクは柔らかな描写のレンズに出会うことが多いです。

そして、露出制御が抜群!
難しい光でも、白トビや黒ツブレがなく描写してくれます。

(明るい部分と暗い部分を一緒に写すと、明るいところが真っ白けになる状態が白トビ。その逆で、暗いところが真っ黒けになるのが黒ツブレ。眼で見たグラデーションが無くなってる状態)

フィルムのラチチュードの広さを考慮した最適設計を感じます。

(ラチチュードとは光の寛容度で、明るいものと暗いものを同時に階調豊かに表現できる度合い。一般的には、デジタルカメラの小さいセンサーはラチチュードが狭い)

それでは、Nikon35Tiで撮影した写真をご紹介します!

高感度フィルムを使ってNikon35Tiで撮った!

これは、ISO1600の高感度フィルムで撮った写真です。
同僚の結婚式のついでに長崎に旅した時の。夜の散歩。

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Nikon 35Ti/FUJI NATURA1600

全体的に柔らかく、暗い部分も破綻していないですよね。
なかなか今のデジカメでは表現が難しい画です。

カメラとフィルムの相性というのを楽しめるのが、フィルムカメラです。

デジタルカメラは、レンズとデジカメ内の画像処理システムとの相性を楽しむという時代になるのでしょうか。
(ちなみに、Canonはクッキリ系でリコーはあっさり系な感想。その程度の感覚)

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Nikon 35Ti/FUJI NATURA1600

出航準備中のフェリー。
これも、上手な露出制御だなって思いました。

階調がなんとか保たれてるので、ノッペリとした画に陥っていないです。

買った当初は「Nikonらしくカリッと写って欲しい!」って思ってたけど、
今となっては、この優しいあっさりとした描写が好きです。

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Nikon 35Ti/FUJI NATURA1600

会社帰りの駄菓子屋。
もう、どこだか忘れちゃった。

会社帰りに写真を撮る余裕があったんだなぁと感心。
ここんとこ、ずっとカツカツで余裕無い感じだから。

もともとレトロな被写体やノスタルジックな被写体が好きなので、
柔らかいレンズが合うのかもしれないな。

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Nikon 35Ti

これ、フィルムは何だか忘れちゃいました。
開業間もない九州新幹線。空いてたので記念に。

今では福岡から鹿児島まで新幹線通っているんだっけ。
来年度には金沢まで新幹線が延びるというし。
函館にも新幹線が延びるのも工事中だし。すごいな。

リバーサルフィルムをNikon35Tiで撮る!

リバーサルフィルム(ポジフィルム)ってご存知でしょうか?!
普通のネガフィルムは現像すると茶色くて色が反転しているんですけど、リバーサルフィルム(ポジフィルム)は人間の見た目のままで現像されます。なので、現像した小さいフィルムをそのままスライド上映できます。

特徴は、色表現がクッキリハッキリで鮮やかなことと、ラチチュードが狭いとこ。
美しい発色なんですが、露出を間違えると暗い写真になったり、真っ白けの写真になったり、難しいフィルムです。

普通のコンパクトカメラだとそこまで露出制御が上手じゃないのですが、Nikon35Tiは露出制御が上手なためリバーサルフィルム(ポジフィルム)でも撮影できちゃいます。

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Nikon 35Ti/リバーサルフィルム

ネガフィルムに比べて彼岸花の赤が鮮やかな感じするでしょ?!
これがリバーサルフィルムの鮮やかさ。
でも、背景の木々が黒く潰れてますよね。
ラチチュードが狭いのです。デジカメっぽい画です。

鮮やかと言っても、Nikon35Tiはあっさり系のレンズのため、ちょっと淡いですね。

こいつ、電池が切れちゃってまだ動作確認できていないんです。
数年の眠りから復活するかなぁ。ちょっと心配。
怖くて電池を買ってこれないでいます(笑)

フィルム、無くならないで欲しいな。
趣味性が高い分野として残って欲しいです。
そしたら、カメラの楽しみもグッと広くなりますから。
デジタルも楽しんで、フィルムも楽しんで、って。

でも、お金がもたない。。。

■Nikon35Tiの詳細情報はこちらをどうぞ!■

Nikon 35Ti | 私が間違っておりました。 – 楽天ブログ
Nikon35Tiってこんなカメラ

NIKON 35Ti
Nikon35Tiメカニカル情報

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