脳外科と精神科の最前線を診てきた医者の語る5つの哲学的な言葉

人事や採用、労務のお仕事になった みかん(@tangerine_buddy)です。

異動にて人事や採用、労務のセクションになったのです。
先日、脳外科や精神科を歴任した産業医さんとお話しする機会が。

その話がとても哲学的というか信念を持っているというか、
いろいろな患者様を診てきたんだろうなぁと感銘を受けました。


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遺跡1

優しさは弱さである

「強くなければ生きていけない、優しくなければ生きる資格が無い」

そんなコトバを昔、聞いたことがある。
優しさは、ヒトの大切な要素だと思っている。

しかし、この医師は、言い切った。

 「優しさは弱さだ」

これ、優しい部類のボクに向けて言ったコトバなのか、ご経験上から、すべての人に当てはまることとしての認識なのか、ちょっとボクには分かりかねた。

弱さは、とくに他者への攻撃になり、弱さの集合はイジメのような状況を生む。弱さは利己的な守りにも繋がる。その弱さの源泉が「優しさ」だとしたら、どうやって生きていけばよいのか。

たぶん、弱さを許容する社会でないことを知っているのだと思う。
この医師は。

カイシャ組織や市場経済に身を投じているサラリーマンにとって「優しさは弱さ」なのかもしれない。心身を壊してしまう弱さが優しさからくるのであれば、産業医として「強くあれ」と言うのであろう。

遺伝子が劣化しても医学は間違っていない

科学、医学の進歩は凄まじい。
一般論として、これは否定の余地が無い。

かつては生き残れなかった個体も医学(科学)の発展で生き残れる。つまりは淘汰されうる遺伝子が、現在では生き残る。『遺伝子の劣化が進んでいる』。それでも、生き残れるよう個体を救う医学は間違っていないと思うんだよ。

そう、飄々と話す精神科医。
医師としての信念を感じた。

医学だけでなく、社会は、そうあって欲しい。
多様性とは、弱さも強さも個性と捉えることであるはずだ。
もちろん、様々な疾病や障がいだって個性の範疇。
だって、個人の意志でそうなりたいって人ほとんどいない。

それは個性であり、それを区別するのは人権の根幹に関わる行為だ。

分かる人と分からない人がいる

ご自身が精神的に体調を崩されたご経験がおありだし、医師でも精神的に不調に陥る人も多いという。みんな、頑張り屋でマジメで気が効くんだという。ご自身も含めて(笑)

あなたはご自身のご経験から、まわりで疲れてたり弱ってたりする状態の人を感じられる人になってください。分かる人は分かる、分からない人は分からない。そんな感性なんです。

優しくなって下さいとは言わない。
気づく人、感じる人になって下さいと言う。
他者の心身の不調に気づかない人は一生気づかないらしい。
もう、それは感性なんだという。

あなたは気づく人だ、と言われた。

医師でも学者でも、専門が精神科でなくても気づいて処置が出来る人がいるらしい。
これは感性だという。

大局的には辻褄があっている少子化

話しは、少子化に及んだ。
最近の少子化やリスクのある高齢出産など、大局的には辻褄が合っているんだと言う。

医学により生き残れる個体が増えたのだから、先進国で子どもの数が減りつつあるのは大局的にみれば辻褄合うよね。何か得体のしれない大きな暗示だよね。

そう話す医師から、哲学的なものを感じた。

たしかに、医学により生き残れる個体が増え、高齢化が進んだ。
長生きは人類の悲願でもある。
生き残る個体数が増えれば、産まれてくる個体数が減る。

たぶん、自然界の許容範囲は著しく増えない。

遺伝子は、生き残るために遺伝子を残すなら産まれてくる個体数は減るべきではない。でも減っているのは、種として遺伝子を残すだけが宿命だけじゃないことの暗示なのかもしれない。

うつ状態やうつ病は80%は再発するよ

頑張り屋でマジメで気遣いが出来る人。
これは、性格や気質であり、変わらないという。

だから、一度うつ病が治っても社会に戻れば再発する。

いわゆる「うつ症状」は双極的で「躁」と「鬱」を繰り返すものだと思うんだよね。だから、「鬱」状態が回復しても、それは「躁」状態になっているので必ずまた「鬱」戻るんだよね。

単極性と双極性があるらしい。
普通の人でも、気分は波がある。

うつの状態も同じらしい。
今は「リワーク」というプログラムが日本でも導入されてきている。
完全な復職を目指したプログラム(ワーキング)である。

性格も変わらなければ、社会もすぐには変わらない。
ならば、対処的な「リワーク」プログラムで矯正という名の順応をしていくしかない。

この医師は、日本でのデキる(結果を出し出世する)社会人は2種しかいないという。

・他人の心身や個性への感性がまったくなくバリバリいく人
・気遣いが出来て頑張り屋な人

それも後者がほうが多いという。
日本でデキる人は、うつ病などに罹るのだ。

こんなことも言っていた。
それぞれの個性・性格から上に昇りつめる人は類型化できるという。Aという性格の場合、このような生き残り方でないと上に昇れないというのがあるというのだ。

これは、Aという性格なのに、誤った方法をとると生き残れないという意味でもある。このご時世、生き残れなければリストラか心身を病むという結果に帰結するケースも多い。ぜひ、研究して欲しいテーマである。

脳外科と精神科をご経験された、この医師の眼は、ときおり眼光が鋭くなる。
柔和で飄々とした風体だが、この人はカミソリのように鋭い人だった。

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コメント

  1. ぷっしゅ より:

    医者の物の見方から得ることは多いでしょう
    他の職業の方の意見も同様に、発見で溢れています

    あらゆる職業の方とお話しする機会が欲しいです

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