[書評]【「判断力」を強くする-正しく判断するための14の指針-藤沢晃治 著】判断への思考指針を整理してみよう!

歳とると判断することが多くなっていく みかん(@tangerine_buddy) です。

ヒトってどういう思考で判断しているんだろうなぁって思って手に取った本書。
藤沢晃治氏の本、特にブルーバックスシリーズは読みやすい本が多く、
「分かりやすい説明」、「分かりやすい表現」などの分野では定評があります。

判断=モノを決める ときの14の指針は、今まで意識してこなかった
思考の段取りみたいなものをスッキリ分かりやすくコトバにしてくれています。


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「判断力」を強くする – 正しく判断するための14の指針 (ブルーバックス)

藤沢 晃治 講談社 2012-06-21
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by ヨメレバ

「思う」と「判断する」の違いは?

「思う」と「判断する」の違いをまずは説明しています。
【「判断」とは、その次の段階、そのもっと先の段階で最善になるように、物事を決める行為】
著者は、そのように、まず定義しています。

仕事でもプライベートでも「判断」する局面は大なり小なり日々発生します。
なんの指針もなく、曖昧になぁなぁと判断していると、とんでもないことに。。。
まぁ、それはそれで、その人の人生ですから否定はしませんが、
できることなら、なるべく「良い判断」をしていきたいもの。

そのための指針が書かれています。

さすがに、エンジニア出身の著者。読みやすいです。
管理工学や仕組みづくりのエンジニア出身なのかなぁって感じます。

・まず、定義する
・判断ミス原因を簡単に整理して挙げている
・ミスを避ける対策指針を整理して挙げている
・そして、それぞれの指針を述べている
・各指針の最後にはサマリ(まとめ)がある

このような、プレゼンや企画書、マニュアルの類のお手本な構成です。

「判断する」を効率化していく重要性

ヒトが判断に迷うときや、判断に誤るときってどのようなときでしょう?

ボクは、
「心身が疲れてたり心身の病気のとき」
「多くの情報を処理し判断をいっぱいしているとき」
この2点だと考えています。

本書は、後者の解決策になります。
14の指針を理解して頭に入れておいて、なるべく効率的に判断していく。

著者は、大道芸人の皿回しを例に挙げており、
「いっぱい回っている皿で、どの皿も落ちないよう回し続けるのが日常」
「一番落ちそうな皿でない皿にき気を向けて、一番落ちそうな皿を落としてしまうのが判断ミス」
このような表現をしています。

歳をとると物忘れや判断ミスが多くのなるのは、回っている皿が増えていくなんでしょうね。
このお皿を回し直すぞ!って、毎回的確に動けるようにするのが本書の狙い。

14の指針と、グッときた著者のコトバ

本書は、脳科学や認知科学の類ではなく、ヒトの表層の思考を整理したものです。
(その思考のもっと奥深いところは脳科学者や心理学者のテリトリー)
一見、相反する指針やハイハイ分かってますよっていう指針も
読んでいけば「あぁ、そうだよな、そうか、うんうん」と、とても納得がいきます。

指針1 選択肢は多めに挙げよ!
指針2 ムダな選択肢は刈り込め!
指針3 最悪なケースも忘れるな!
指針4 因果関係を間違えるな!
指針5 何がもっとも緊急か考えよ!
指針6 「自分の思い込み」を疑え!
指針7 情報の信ぴょう性を疑え!
指針8 メリットとデメリットを天秤にかけよ!
指針9 生命の安全を最優先にせよ!
指針10 「交通事故の確率」は無視せよ!
指針11 小さな確立に備えよ!
指針12 臨機応変に判断せよ!
指針13 他人の価値観に流されるな!
指針14 遠い昔の判断ミスを気にするな!

ボクが、意識しないといけないなって思ったのは以下の指針。

指針4 因果関係を間違えるな!
指針6 「自分の思い込み」を疑え!
指針13 他人の価値観に流されるな!
指針14 遠い昔の判断ミスを気にするな!

そして一番グッときたコトバ。
判断とは、分岐点の連続の最終帰結結果です。
その分岐点でどちらを選択するか?

自分に選択権が無いケースでは最悪のケースを想定し、
自分に選択権があるケースでは最善のケースを選べ。

この、「最悪のケース」と「最善のケース」を自分で思考するのが、
本書の14の指針であり、最終的に決めるのも本書の14の指針が参考になります。

著者の本はとても読みやすく、他の著書もおススメです。
「分かりやすい表現の技術」では、マニュアルや資料作りの参考になりました。
社会人なりたての頃です。

「判断する」、「決める」ということはとてもエネルギーを使います。
ケースによっては責任や将来を背負うことにもなります。
ただ、自分で「判断する」、「決める」ということが出来るのは幸せなのかもしれません。
体調(特にメンタル側面)が悪いと、本当に「決められない」、「考えられない」ですから。

心身ともに健康で、都度、より良い判断をしていきたいものです。

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