[書評]ゆる社会派:ちきりん氏【未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる】ゆるく10年後を考えようと思う。

働くことにに対して常に考えてしまう @tangerineです。

働くこと、嫌いじゃない性分ですが、いろいろ成長してくると、
働くことに対するウェイトが低くなってきているような気がします。自分的に。
家族の時間、個人の時間、増えてきますもん。大人って。

本書がちきりん氏が提唱する「40歳代再就職計画」は理にかなっているかもしれない。

未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる
ちきりん
文藝春秋
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「70歳定年」が確定して今の働き方?!

少子高齢化が進み、ご存じのとおり、年金制度は破たん中。
高齢者のリソース活用という甘言により定年は70歳まで伸びるでしょう。

そんな現在でも高度経済成長期の55歳定年と同じような働き方です。

物理的体力が衰える中、そりゃちょっと非現実的でしょう。

そもそも、消費=購買だって、高度経済成長期と比べ激減。
消費意欲旺盛な世代(20代30代)は減少し、数十年後には約半減。
そして、現代の20代30代は、そんなお金を使いません。

そんな状況だと、企業は70歳まで社員の面倒見れないでしょう。
60歳定年でも中高年の雇用維持のために若者が就職出来ない弊害が出ているんですから。

働き方だって、今まで通りというわけにはいきません。

家庭・育児と仕事の両立は全世界の課題

ジェンダーとして性差はあるものの、社会的な男女平等が当たり前の世界。
(先進国では日本国が後進国並みな意識と現状ではあるが)

グローバリゼーションの進展は、仕事バリバリ富裕層でも、仕事カツカツ庶民層でも、
夫婦の双方の社会参加が当たり前となります。大半は同じ層で結婚することが多いです。
収入というより価値観や生活感が近しい方がカップリングがしやすいですから。

それぞれ世界を飛び回りシゴトする夫婦や、生活向上のために働く夫婦。
でも、それって、子どもが産まれると激変します。

子育ては物理的に制約を受けます。

キャリアやシゴトを一旦打ち切る事態が待っています。
これを女性側だけにお願いするのは基本的人権(男女平等)を侵す犯罪的行為。

「ちょっとオレ、子育てすっから。キミの今の南米のプロジェクト優先しなよ」
「時給、俺の方が低いじゃん、、。子育てにはお金いるから時給高いキミに働いて欲しい」

こんな会話が日常茶飯事になるわけです。金持ちも貧乏も。
今までは考えずに男は仕事で女は家庭っていうことでしたが、
これからは真剣に悩んで考えて話して行動していくわけです。

革命的変化のおかげで3つの変化が進む

著者は「革命」とは「パワーの持つ層の交代」の意味が大きいです。
明治「維新」は天皇に権力が戻っただけなので明治「革命」ではない。
産業革命はただの技術革新だけでなく、もろもろの技術革新が結果的に、
「パワーの持つ層の交代」を起こしたため革命と呼ばれるようです。

パワーシフトその1【大企業から個人へ by IT革命】

パワーシフトその2【先進国から新興国へ by グローバリゼーション】

パワーシフトその3【ストックからフローへ by 人生の長期化】

大企業の優位性は、働く側としても低くなってきました。
結局、時間や個性、自由度などの何かを犠牲にして、
安定と収入と肩書きを得るモデルにNOを突きつける若者が増えました。

もちろんその反面、その優位性を正とする若者も増加傾向です。
パワーシフトが起きているこのご時世、大企業の庇護に入りたがる人も多いでしょう。

ただ、その大企業が日本人の若者を欲しているかというとNOです。
ハングリー精神が旺盛、大学でしっかり学び、現地語と日本語を話し
何よりも賃金の割安な国外の若者を雇うほうが利益に結びつきます。
市場としてものびしろのある新興国にターゲットを絞っているのです。

そんな状況下ではストック(貯金や学歴など過去キャリア)より、
フロー(今稼ぐ力、今人間関係を作る)が重要となってきます。
ちなみに、私はストックから「シェア」へ、のほうがより的確かと思います。

フロー力の無い人も多いので、それはシェアしていくことが重要。

40歳代で第二の就職活動がアリなんじゃない?!

子育ても落ち着き(もしくは、人生設計で不必要)、ある程度社会経験を積んで、
これからの必要なお金をある程度分かる40歳代。そこで再就職もアリでしょう。

もう、自分の体力も衰えはじめ、残された時間も無限でないことに気づく世代。
「自分の大切な時間(家族、趣味など)をしっかり割り振ることを考える」世代でもあります。

今までのキャリアを突き進めるべく、バリバリ働くも良し。
中小企業に転職して、自分の守備範囲を広げるのも良し。
間欠泉的に働いたり休んだりする生き方も良し。

仕事・家族・自分と、ちゃんと時間を割り振ることが大切です。
そういった意味では自分で考えて答えを出し行動する必要性が高まっているのです。

10年後の自分、考えていますか?!

自己啓発系でも、ビジネス系でも、社会派系でも、最近いつも目につくフレーズ。

「10年後の自分、考えて書き出してみよう」

結局は自分の人生の質をアップさせるには、こうなりたい!が必要なのです。
人それぞれ違うけど、考えるヒトと、考えないヒトでは大きな違いなのかな。
ボクは、はっきり言って、後者。家族との時間のための転職も場当たり的だったし。

ステップ1【手に入れたい人生を明確にしよう!】

ステップ2【複数の将来シナリオを持とう!】

ステップ3【市場で稼ぐ力を持とう!】

ステップ1、とステップ2は比較的なんとかなりそうですが、
ステップ3はちょっとハードル高いですね。。。

もちろん、Amazonマーケットプレイスとかブログでのアフィリ収入とかもあるんでしょうが。
ボクのブログなんて、1年で1,000円とかっすからアフィリ。。。

最近は、このような書籍的ハードルの低い「今まで日本的生き方ダメっしょ」的な、
本が多いですね。書籍ハードルの低いというのは、ハードカバーでなく、
ソフトカバーでそんな崇高なものでない(←著者のスタイルね)文章もライトな本。

以下、著者:ちきりん氏のブログです。社会派ですよ。

Chikirinの日記
ちきりん氏のマジメなほうなブログ

ちきりんパーソナル
ちきりん氏のブログ。ゆるゆるなほう。

自分のアタマで考えよう

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