【いちえふ(福島第一原子力発電所労働記)】を読んだら、そこにあるのは日常の仕事場だった。

震災ボランティアに未だに行けていない みかん(@tangerine_buddy)です。

福島第一原子力発電所。通称「1F(いちえふ)」。
震災後、その応急対応と廃炉に向けた作業が進めれれている。

信ぴょう性が怪しい週刊誌やテレビ、ネット上の情報より、
実際に働いた人が書いた漫画で知るのが一番近道だと思い購入。


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廃炉に向けた作業に従事した作者

メルトダウンなんてシムシティというゲーム世界だけだと思っていた。
でも、実際に福島第一原子力発電所ではメルトダウンが発生。

もう、この国にお住いの方なら十分すぎるくらいご存知の事実である。

その原子力発電所では燃料棒の取り出しや廃炉に向けた作業など、かつてない作業が膨大に課せられており、作業員が大勢従事している。

そんな現場・仕事場で働いていた人間が書いた日記である。
伝え方が「漫画」なので、敷居はとても低い。

そこにはただ、日常があった。

情報は面白おかしく脚色が加えられて流布する。
センセーショナルで、頭を使わない極論の方が楽である。
そんな情報を流布するのが生業のメディアはゴマンとある。

目の前のテレビで話すニュースキャスター。
電車の週刊誌の中吊りポスターのタイトル。
常に手元にあるスマホで眺めるネット情報。

しかし、メディアが流布する日常とは対極にあるはずの「1F」は、普通過ぎるくらい日常だった。

もちろん、放射線量は高く、防護装備は必要である。
しかし、魑魅魍魎が跋扈し、冥界のような地獄ではない。

そんな現場を力まずに描写していく作画には好感が持てる。
目の前の作業、タバコ部屋での一服、他愛もないバカ話。
それは、ボクらの働いている光景とあんまり差異は無い。

実はボクの父も電力さん(東電)の下請けで福島には毎週のように行って作業している。それこそ震災直後には新潟方面の原発からありったけの余剰ポンプを福島に運んでいったくらいだ。

別世界の出来事では無い。
そもそも、福島の原発は東京に日夜電気を送り続けていたのだから、それこそ日常の延長にあるものである。別世界の話として一抹の情報を誇大に流布したり、電力さん(東電)を悪にしたりして民衆の視線を惹くのは簡単な手法である。

そんな簡単な手法に疑問を感じたのが「いちえふ」の作者であると思う。

いやー、これ1巻読むのに「進撃の巨人」の3~4冊分読むくらいの時間を費やしましたね~。もちろん難しくないんだけど、いろいろイメージしたりして読み進めていくので時間がかかりました。でも、おススメです。モーニングは昔っから良い漫画をチョイスするよなぁ。

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コメント

  1. ぷっしゅ より:

    漫画なら学生さんも手に取りやすい
    最近はこのようなノンフィクション系の漫画が出て来ていて、人の簡潔な意見に触れやすくなっていますね

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